2021年春ドラマ 感想 ①

今年の春ドラマ、かなり好みの作品が多くて、忙しくて楽しい時間を過ごせました。
2021年春ドラマの感想メモです。

- 大豆田とわ子と三人の元夫
脚本:坂元裕二
大豆田とわ子と三人の元夫 | 関西テレビ放送 カンテレ

一番楽しみにしていたドラマ!そして、期待通り個人的ナンバー1でした。
同じく脚本家坂本裕二さんの作品のカルテットが大好きだったので、楽しみに待っていました。

カルテットと同じように、ワンカットが長く、スピード感があり、テンポよく進む会話のシーンは、俳優さんたちはこんな長いセリフを覚えて、早口で言えてすごいなぁ…!と思いました。
毎回変わるエンディング、深みある色合いの映像、作中で流れる音楽まで全てがおしゃれ!

Presence I (feat. KID FRESINO) [with 3exes]

Presence I (feat. KID FRESINO) [with 3exes]

  • STUTS & 松 たか子
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255

何より嬉しくてびっくりしたのが、1話の最後に急に出てきた長岡亮介さん。
東京事変とペトロールズ、星野源バンドメンバーでおなじみのギタリストで、すごくかっこいいんです。
八作とのツーショットが似合い過ぎて、とても素敵なキャスティング!!
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松田龍平長岡亮介オダギリジョーが一つのドラマの中で揃うなんて素敵過ぎました。かっこよかった!

カルテットは途中、夫婦関係が壊れたりする様子がちょっとしんどく感じることがあったけど、それに比べると大豆田とわ子は明るくてポップな感じでした。
明るく楽しい雰囲気の中にも、社会問題の要素(LGBT、女性は医学部に合格しづらい、離婚への偏見、ヤングケアラーなど)が含まれていました。
問題提起がありつつも、極端な深刻さや説教くささは感じず自然に溶け込んでいたので、物語が遮られることなく、違和感なく見ることができました。

大豆田とわ子もカルテットもAmazon primeで配信があるので、ぜひともおすすめです。大豆田とわ子はNetflixでも見れます。

- 着飾る恋には理由があって
脚本:金子ありさ
はじめに|火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』

アンナチュラルの塚原監督&新井Pが携わっていたので、気になって見始めたドラマ。
主人公同士が喧嘩しながらも、ちゃんとハッピーエンドに向かっていく王道なラブコメでした。
柴ちゃん(川口春奈)の可愛さに癒されました。あと、シェアハウスに一緒に住んでいる犬のこうじも賢くて可愛くて!

内容は若々しく感じて、20代前半あたりの世代がターゲット層なんだろうなぁと。
藤野(横浜流星)とシャチ社長(向井理)との三角関係っぽくなったけど、シャチ社長の方を選んだ方がよくない!?と思いながら、最後まで見ました。
久しぶりに見た向井理のスタイルの良さに驚きました。顔ちっちゃいし、足が長い。
最後に流れる「不思議」が毎回、ラストシーンに絶妙に合っているのも好きでした。

-コントが始まる
脚本:金子茂樹
コントが始まる|日本テレビ

コント『水のトラブル』。明転したステージに現れたのは、春斗(菅田将暉)、瞬太(神木隆之介)、潤平(仲野太賀)のお笑いコントトリオ『マクベス』。売れない芸人による取り留めのないコントの「前フリ」部分が始まる……。そして映像は、そのコントを自宅で見ている里穂子(有村架純)へと繋がっていき―――。

CMで予告を見て面白そうと思ったのと、去年「MIU404」で初めて菅田将暉くんをちゃんと見て、めちゃくちゃ演技が上手で光っていて、気になる!ということで見始めました。

お笑い芸人で売れることを目指している三人組の男の子たちの青春ストーリーで、サクセスストーリーかと思いきや、トリオを続けるのか辞めるのか右往左往して悩みながら、最後はトリオ解散に向かっていく物語。
親や恩師から投げかけられるセリフは28才くらいの頃に言われるとグサッときそう。
夢と現実、結婚、仕事など30才前後のリアルな悩みが描かれていると思いました。

毎話の構成が凝っていて、ドラマの始まりでコントの冒頭部分が流れて、ドラマの最後の方でコントのオチを見せてくれます。
「どうしてそのオチになったか」という意味が、登場人物たちの心理描写を通して丁寧に描かれていて、とても好きでした。

偶然なのか、大豆田とわ子、着飾る恋、そしてコントが始まるでもおうちで餃子パーティーをしていて、真似したくなりました!