読書#002「旅をする木」星野道夫

f:id:naicha101:20211217211401j:plain
先日、岡山へ旅行に行った際にホテルのチェックインまで時間が余り、散歩がてら岡山県立美術館に行った。
そこでちょうど星野道夫さんの写真展があっていて、特に下調べをしていた訳でもなく何となく入ったところ、アラスカの写真の数々に思いがけずとても感動した。
アラスカに生きる植物と動物、人と3つにカテゴリー分けしてあって、とても見やすかったし、写真と一緒に星野さんのエッセイから抜粋された文章が添えられており、まったく何も前情報がない状態でも楽しむことができた。
展示室の入り口でもらえた星野さんに関する資料(年譜と撮影場所の地図)もとてもありがたかった。
冬にはマイナス50度にもなる過酷なアラスカの地で生きるシロクマなど動物たちの写真が特に印象的で、動物たちの神々しさと凛々しさを感じた。

旅行をすること自体が約2年振りだったし、こういう旅先での偶然の出会いがものすごく久しぶりで嬉しかった。

旅をする木」はアラスカを撮り続けた写真家の星野道夫さんのエッセイです。
旅行から帰ってきて、早速読みました。
アラスカの季節の移り変わり、動物の暮らし、人との縁、何もない豊かさなどが家族や友達に向けて書いた手紙のような、または内省的な日記のように優しく繊細に綴られていました。
なんで今まで星野さんのお名前すら知らなかったんだろうと、もっと早く知りたかったと少し悔しい気持ちになりました。

f:id:naicha101:20211210204939j:plain
旅行から戻り、前からずっと気になっていた近所のカフェに行ったところ、そのカフェの本棚で「旅をする木」を発見!