ざっくり2022年のまとめ

2022/12/31
あっという間に大晦日
今年の前半はTOEICに向けて勤しみ、数年ぶりに受験したものの目標未達。来年に持ち越しです。
語学的な目標は当面、TOEIC730、中検2級に向けてこつこつ進めたい。
今年の後半は転職活動に気を取られてTOEICは中断しちゃいました。ラジオの基礎英語2だけ何とか継続。
来年から新しい仕事を始めるので、本業をちゃんとしつつ、語学も続けたい。

2020年からの3年間がひとくくりで、ここでひと段落ついた気持ちです。2023年からまた3年掛けて、仕事も勉強もマイペースに頑張りたい。

2020年から観た映画とドラマ、読んだ本をメモるようにして、この三年間で映画とドラマは計82本、本は計44冊になりました。

2022年は映画&ドラマを24本、読んだ本は32冊で、そのうち特に好きだった9つ。

賢い医師生活
シリアスな場面がありつつ、劇伴とバンド練習のシーンが好きで何度も観た!元気が出る。

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬
オードリー若林さんの旅エッセイ。旅行中もつっこみしてて笑った。

三体
全部で5冊あって久しぶりに長編読んだ。科学の難しい部分はさらっと流したけど、それでも面白かった!

ドライブ・マイ・カー
内容と3時間という長さから映画館でしっかり集中して見てこそ魅力を感じる映画で、こういう作品のために映画館が必要なんだと思った。とにかく映像と音楽が芸術的で美しくて、美術館で美術鑑賞しているような感覚になった。

女のいない男たち
ドライブマイカーの元になった短編集。映画とセットで読むのがおすすめです!

楽園のカンヴァス
原田マハさんの美術館への愛と敬意が詰まった小説。サスペンス要素もあり、面白くて一気に読んでしまった!

ウォン・カーウァイ 4K 恋する惑星
めちゃくちゃよかったー!香港の風景とどこか寂しくて刹那的な雰囲気がすごくいい。もう一回映画館に見に行けばよかったと後悔。

おいしいごはんが食べられますように
これといって大きな事件は起こらないけれど、ずっと不穏。たぶんみんな心当たりがある人間の嫌な部分が淡々と書かれてる。人付き合いと食事に対する価値観って共通点多いなと思った。

色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年
タイトルの「色彩を持たない」という意味が面白かった。儚げな女性が謎を残して亡くなるという村上春樹っぽい話し。文学的過ぎて何を揶揄してるのか分からない部分もあったけど、それでも十分楽しめた。

久しぶりのTOEIC受験

去年の秋から始めた英語学習。
半年が経ったので現時点の実力を測るために数年振りにTOEICを受けた。

とにかく時間が足りず170問目までしか解けなくて、残りは全部Bで塗りつぶした。最後まで解けないのは想定内だったけど、今回part7は易しかったのでもったいなくて悔いが残った。
試験中の2時間は全く長く感じなくて、あっという間だった。
スマホの通知を気にせず、試験に集中する感じがマインドフルネスみたいですごく快感だった。試験前は緊張してストレスを感じるけれど終わるとほっとするし、緊張と緩和って日常に必要だなぁと思ったり。

試験から約2週間、オンラインで結果を確認した。目標の600点台からはほど遠く、Total485(L280 R200)というスコア。
正直500は越えるだろうと期待していたので、数日間ショックで少々落ち込んだ。
長期的な目標は730前後をずっと維持していくイメージなので、これからもめげずに続けていきたいと思う。

※今後の対策
英語力
TOEIC対策だけではなく、ラジオ講座や洋書など英語に触れる時間を増やす。量をこなす。

テクニック
TOEIC本番で、マークシートを塗るタイミングや速く読む練習などテクニック的な部分の練習が必要。

気持ち、モチベーション
楽しく続けることをモットーに。あまり思い詰めないようにする。

2021年秋からの英語学習

いつかやり直そうと思っていた英語をやっと本腰入れて再開した。
去年10月頃までに高校英語をざっと復習して、11月からは大西先生のラジオ英会話を聞き始めて、2022年に入ってからはTOEIC対策を始めた。
abceedが年始にキャンペーンをやっていたので、3カ月分の有料プランに申し込みをした。
たくさんの問題集が使い放題で、かつTOEICの予測スコアや模試の機能まである。
特に予測スコアの機能は中毒性があって、いいことなんだけど予測スコアを上げたいがために、ついつい時間を費やしてしまう。
問題集は色々試した結果、金フレと銀フレ、でる1000、世界一わかりやすい総合模試1・2を集中的にこなしていくことに決めた。

目標は2022年内に730点以上。
内訳はリスニング400点、リーディング330点で、前半のリスニングで多めに点数を取る作戦。
受験料がそれなりに高いので、できれば一度の受験で目標達成したいけれど、気長に1回目は600点台、今年の後半に2回目の受験をしてその時に730超えれたらいいかなと。
たぶん700位までは大学受験の知識プラスαでいけそうで、800超えるにはかなり時間掛かりそうな気がする。
これを機に英語とも長く付き合っていきたくて、今年だけじゃなくてずっと年に1度受験して、英語が聞いて読んで分かる状態をキープしていけたらなと思っている。

やっと第6波のピークを過ぎた感じだけど、コロナ禍が3年目に突入して気持ち的に辛く感じることがある。ワクチン接種してもまだまだコロナ禍は続くのかと。
あまり人と会ったりもできなくて時間はたくさんあるので、不安な気持ちを語学学習で紛らわしながら、しばらくTOEIC対策に注力していこうと思う。

読書#003「直島誕生」秋元雄史

感染状況が落ち着いているうちにどこか国内旅行に行きたくて、一番に思いついたのが香川県にある直島だった。
数年前に訪れた直島の地中美術館がとても良くてまた行きたいと思っていた。
とりあえず岡山までの新幹線とホテルを予約。JRで宇野駅まで行き、宇野港から直島へ渡った。

地中美術館はやっぱり素敵だった。飽きずにまた行きたいと本当に思う。
地中美術館という名前の通り、美術館は地下に建設されていて、人工的な照明は廊下などの最小限にしかない。無機質で最小限の照明で暗くて、すごく落ち着く。
薄暗い館内とは対照的に、併設しているカフェからの海の眺めは明るくて最高だった。
恒久展示で作品は3つしかないけれど、時間の許す限り離れたくなくて、結局3時間近く滞在していた。
目的だったクロード・モネ室は不思議な空間で、自然と瞑想のような状態になった。
宗教的というか、哲学的な場所のように感じた。
天井の窓からふんわり入ってくる自然光が優しく、ずっとそこに居たくなる居心地のよさを感じた。
美術館なのでもちろん無音なのだけど、もしここに音楽を流すならラヴェルの水の戯れがいいなと勝手に妄想していた。

どういう経緯で地中美術館ができたのか気になって、秋元雄史さんの「直島誕生」という本を読みました。
秋元さんがベネッセに学芸員として入社し、その後直島が現代アートの島になるまでの奮闘がとても詳しく記されていました。
今だから言えるようなベネッセの社内事情、トップである福武会長とのやり取り、作品を選ぶ過程から普遍性とは?芸術とは?といった哲学的な話しまで盛りだくさんです。
本の中身も装丁も文字しかありません。
絵や写真は一切ないので、直島旅行中に入手したハンドブックやリーフレットと照らし合わせながら読み進めました。
文章から秋元さんのものすごい熱量が伝わってきます。面白くて1日であっという間に読んでしまいました。

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読書#002「旅をする木」星野道夫

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先日、岡山へ旅行に行った際にホテルのチェックインまで時間が余り、散歩がてら岡山県立美術館に行った。
そこでちょうど星野道夫さんの写真展があっていて、特に下調べをしていた訳でもなく何となく入ったところ、アラスカの写真の数々に思いがけずとても感動した。
アラスカに生きる植物と動物、人と3つにカテゴリー分けしてあって、とても見やすかったし、写真と一緒に星野さんのエッセイから抜粋された文章が添えられており、まったく何も前情報がない状態でも楽しむことができた。
展示室の入り口でもらえた星野さんに関する資料(年譜と撮影場所の地図)もとてもありがたかった。
冬にはマイナス50度にもなる過酷なアラスカの地で生きるシロクマなど動物たちの写真が特に印象的で、動物たちの神々しさと凛々しさを感じた。

旅行をすること自体が約2年振りだったし、こういう旅先での偶然の出会いがものすごく久しぶりで嬉しかった。

旅をする木」はアラスカを撮り続けた写真家の星野道夫さんのエッセイです。
旅行から帰ってきて、早速読みました。
アラスカの季節の移り変わり、動物の暮らし、人との縁、何もない豊かさなどが家族や友達に向けて書いた手紙のような、または内省的な日記のように優しく繊細に綴られていました。
なんで今まで星野さんのお名前すら知らなかったんだろうと、もっと早く知りたかったと少し悔しい気持ちになりました。

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旅行から戻り、前からずっと気になっていた近所のカフェに行ったところ、そのカフェの本棚で「旅をする木」を発見!

読書#001「夜と霧」ヴィクトール・E・フランクル

「夜と霧」は精神科医の作者がナチス強制収容所での経験を記したものです。
強制収容所にいる間に精神医学に関する新しい理論を生み出したということではなく、既に知っていた人間の心についての知識が「やっぱりそうなんだ」と確信に変わっていきます。
過酷な環境の中で、冷静に客観的に人間の心理を観察しています。

本の内容は大きく3つに分かれていて、収容前後の絶望的な気持ち、収容中の様子、そして解放された後の心の動き。
解放された時の話はとても短いけれど、特に印象に残った。
いつか解放される時が来ることを信じて、理不尽な仕打ちにも耐えて、やっと自由な外の世界へ行けた人たち。収容所で辛かった分、それを取り戻せるくらいに未来は幸せかと信じていたけど、家に帰ると既に家族はもう亡くなっていて、誰もいない。期待を裏切られて再び絶望感と向き合わないといけない現実が待っていたという。
また、ガス室で家族を奪われた仲間のひとりと作者が田舎道を歩いていた時に、その仲間は麦畑をわざとつっ切っていく。若芽を踏むことはよくないと自覚しているものの、家族を失くした自分の経験と比べたら、この程度の悪いことは許されるべきだとその人は主張したそう。精神的に抑圧された状態から解放され、今度は自分自身が力と自由を行使していいと履き違えていると作者は指摘していた。

今でも十分通じる部分があるとも思った。例えば、何か理不尽なことがあっても、先々報われるかもと耐えて、結局何の結果も出なくてがっかりするとか、自分は過去に苦労したからその分、他人にも厳しく接していいと思い込んだりとか。

作者が強制収容所の経験を振り返っている本だから、少なくとも作者は生きて帰れると分かっていたし、最後はハッピーエンドなんだと思って読み進めていた。
ところが、無事に収容所から開放されて、一緒に辛い生活を乗り越えてきた仲間たちが外の世界でそれぞれ幸せに暮らせたかというと、そう上手くはいかず。結局、外の世界でも失意と不満に見舞われ、生きることは苦しみのエンドレスだったという物語だった。
読み終わった後に、なんて救いようがなくて絶望的な内容なんだと思った。

それでも、失意に満ちた仲間たちを立ち直らせることはとても困難だが、精神医として奮い立たされ使命感を呼び覚まされると最後に作者は記している。困難な状況でも諦めない覚悟を感じた。
暗くて重いし、何かはっきりとした答えが書いてあるわけでもないけれど、答えが書いてないからこそ、また少し時間が経つと読み直したくなるだろうなと思える本だった。

2021年11月のまとめ

中国語
NHKラジオのステップアップ中国語を継続中。なるべく月曜と火曜の夜に放送を聞くようにしてるけど、聞き逃してしまっても、NHK語学のアプリを使ってアーカイブが聞けて、本当に便利だし、続けやすくて助かる。

ステップアップ中国語だけだと少し物足りなくて、NHKワールドの中国語ニュースを聞き始めた。読まれるニュースはホームページに記事が載っているので、週に1つノートに書き写して、知らない単語の意味を調べるようにした。

中国語の発音をもっと上手になりたいのと、フォーマルな言い回しを身につけたいと思うので、音読練習とニュースの書き写しをしばらく続けていきたい。

英語
高校英文法の三周目は中断。35課の分詞構文から進捗なし。

ラジオ英会話を11月から聞き始めて、楽しく続けられている。ユーモアたっぷりの大西先生のファンになった。月曜から金曜まで週5回も放送があるから、続けられるか心配だったけど、純粋に内容が楽しくて聞く習慣ができた。テキストの内容がとても充実していて、テキスト後半のコラムを読むのも楽しい。

転職の可能性とか今後のことを考えるとやっぱり英語はある程度できるに越したことはないと思って、まずは英語を聞く読むことに慣れたい。

TOEICを1月か2月に一度受けてみようと思って、TOEIC対策を始めた。単語帳で暗記するのはあまり得意ではないけれど、効率よく覚えるために定番の銀のフレーズを新たに買った。それと、数年前に買ったまま放置していたTOEIC模擬問題集に手をつけた。

銀フレの音声を聞くためにabceedというアプリをダウンロードした。有料版にすると百数種類の問題集を使えるようで、機能の充実さに驚いた。今のところは無料版だけでも十分だけど、スマホタブレットでどこでも勉強できるのはすごく便利だと思うので、英語をもっと頑張りたい気分になったら、有料版も検討したい。来年2022年内にTOEIC700くらい取れたらいいなぁ…。