中国ドラマ「如懿伝」47話~87話メモ

中国の宮廷ドラマ 如懿伝の忘備録の後半。

47話「孤独な頂へ」は、冊封式のシーンが圧巻!
とにかく豪華。セットの大がかりさ、エキストラの人数の多さといい、すごくお金掛かってそう…という印象です。

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47話から54話「皇子か公主か」まで、皇子が産まれ、乾隆帝とも仲良く幸せな時間が過ぎていく、とても好きなところです。

一方で、前半からちらほら出ていた魏嬿婉。着実に出世して乾隆帝に近づいてきてます。
前半部分で如懿を何かと陥れようと画策していた嘉妃。息子が産まれてからは、息子を皇太子にすることに、夢中になっていて、水面下でどんどん勢力を上げていく嬿婉。
四執庫で乾隆帝の服を管理→純妃に仕えるものの、海蘭に第二の阿箬だと目を付けられる→花房に異動→嘉妃に引き取られ、いじめを受ける。名前を桜児へ変えられる→進忠の助けで御前女官となり、乾隆帝の側へ(35話あたり)→乾隆帝に気に入られて衛応答になり、更に出世していく

嬿婉といえば、如懿とは対照的で品のない色気が武器。
お香を使って凌雲徹を誘惑した42話でかなり私は引いてしまったけど、それを遥かに上回ってびっくりしたのが59話「寵妃の復活」!!
乾隆帝が露天風呂に浸かっているところへ侵入して誘惑します。
他にも実の母親や弟を犠牲にしたり、産婆の田氏母子を利用したりと、野心が強くて手段を選ばない。
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後半の乾隆帝といえば、戦いに勝ち続け、国を治められていることに安心したためか
寒部から来たお姫様に夢中になったり、進忠と嬿婉が手配した妓楼で遊んでいたり、
如懿や皇太后、優秀な側仕えの助言を聞かずに、占いを信じすぎたり。
初期の冷宮時代あたりでも、時々乾隆帝に対しては、えっ?という所があったけれど、如懿の心は乾隆帝からどんどん離れて、不仲になっていきます。

75話「勇敢な待衛」から79話「残された指輪」。ここはもう辛くて悲して、若干トラウマです。。
如懿の数少ない味方だった凌雲徹の死。
46話までの前半にあたる部分は、「因果応報」でいいことと悪いこと、どちらも自分に跳ね返ってくる展開だと思ったけれど、
後半はとにかく報われない展開が続く。
裏切りが多い後宮の中で、如懿が信頼できる人は凌雲徹や海蘭、三宝など限られていて。
如懿を守るために、誠実な仲間だった凌雲徹が海蘭と三宝の手によって、亡くなってしまうのがとても悲しかった。
凌雲徹は明らかに無実なのに、死を選ばざるを得ないという残酷さがしんどかった。

この後、物語の中で数年の時間が流れ、80話からついに最終回へと向かっていきます。
如懿を演じる周迅の演技がとにかく!とにかく!素晴らしく、見入ってしまいます。
81話「決別」で、とうとう如懿は乾隆帝に対して見切りをつけます。
84話「残された時間」では、江待医、容佩と3人で一緒にいる中、余命宣告を受ける場面での如懿の内面から込み上げてくる執念というか、表面上は冷静なんだけど、力強さと覚悟がひしひしと伝わってきて、その演技に圧倒されました。
80話から最終回の87話まで、とても駆け足で、少し物足りなさを感じました。