中国ドラマ「如懿伝」1話~46話メモ

璎珞 エイラク(原題:延禧攻略)で中国宮廷ドラマの面白さを知ったので、
同じ清朝乾隆帝時代を描いた宮廷ドラマで、別の視点からどう解釈されているのか
気になって如懿伝をBS11で見始めた。
如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜 ドラマ公式サイト

韓国・中国・台湾ドラマ 如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~ | BS11(イレブン)|全番組が無料放送

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作品に関する短い動画や写真がたくさんあって、見てて楽しい。

お気に入りの如懿の写真。美しい…
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46話までの印象は、

  • 全体を通して上品(ユーモアな要素はほぼない)
  • 周迅が演じる主人公の如懿が穏やかで品があって素敵
  • 如懿の声がハスキーで最初はちょっと意外だと思ったけど、すぐに慣れた
  • 音楽と雰囲気がいい!
  • キャストが全体的に若い
  • 前半の敵役は皇后と慧貴妃。敵役だけど弱いところが見えて、感情移入してしまう
  • 如懿の侍女・惢心がめっちゃかわいい!
  • 李玉がイケメンで出番が多い!
  • 今のところ、いい人は報われ、悪い人は結局自分に返ってくるという因果応報で物語が進み、救いようのない展開ではない

物語は1735年に乾隆帝が即位する少し前から始まる。
幼馴染である主人公如懿(のちの嫻妃)は妃に封じられて入宮することになる。

先に観ていたエイラクとつい比べてしまうけど、如懿伝は物語の流れがゆっくり。
最初の盛り上がりは、12話「悲しき婚礼」~16話「取り戻した信頼」だと思う。
皇后の思惑により、皇后侍女・漣心と乾隆帝側近・王欽は結婚するけど、
漣心は暴力を振るわれひどい目に遭っていた。
機会をうかがって必ず助けるという約束をしっかり果たす如懿。
璎珞 エイラクでは皇后はお姉さん的存在ですごくいい人に描かれていたけど、こちらでは前半部分の黒幕になっている。

次の盛り上がりは、濡れ衣で冷宮で過ごすことになった3年間を描いた20話から27話。
後半から重要な役割を果たす凌雲徹と後の敵になる魏嬿婉も冷宮時代に初登場。
如懿が自作自演で毒を飲み、冷宮から出るところも見事だった!
乾隆帝は所々で如懿よりも、朝廷やメンツを気にして、如懿を後回しにしていて、
あれ?と違和感を感じる時がしばしば。
如懿は賢くて、ちゃんと突っ込むんだけど、不信感を募らせているのではと感じる。

阿箬は如懿に仕える女官。
如懿から態度や行動について、散々注意・警告されていたにも関わらず、自分を高く見積り過ぎて自慢ばかりして、
最期は自害に追い込まれてしまう。

阿箬に続いて、慧貴妃と皇后も亡くなってしまう。
この二人はまだ良心が残っていたように思った。
悪いことをしているという自覚があり、多少の罪悪感と悪事がばれてしまうんじゃないかとビクビクしている。
一族の権勢を背負って入宮しているプレッシャーは計り知れないし、最後まで何だか嫌いになれなかった。

3回目の盛り上がりは、43話「翊坤宮の刺客」から46話「待女の門出」の部分。
惢心が慎刑司送りになる部分はとても痛々しくて辛かった。
ここでも乾隆帝は如懿が大切にしている部下をひどいめに遭わせて、不信感が募った。
無事に如懿と惢心の無実が分かり、
46話で如懿と苦楽を共にしてきた惢心が江待医と結婚して、紫禁城を出ることになる。
惢心は如懿伝で唯一、幸せを掴めたキャラクター。
もう出てこないと思うと寂しかったけど、ちゃんとその後も出番があって嬉しかった。
惢心と江待医はとてもお似合いで大好きな組み合わせだけれども、李玉から惢心への想いは実らなくて切なかった。。

46話「待女の門出」までで物語は一段落つきます。
47話で如懿が皇后になるところからが、また見どころです!