第16回キャリコン試験の合格発表

合格発表の当日、ホームページを確認したところ、学科・実技とも受験番号がありました。
学科は自己採点をして、マークミスなければ合格と分かっていたけれど、
実技(論述・面接)は結果を予想することは困難で、もやもやした気持ちで約1か月を過ごして、長かったー。

ホームページで合格発表があって、3日後。
書面通知が届き、やっと点数の詳細が確認できた。
学科78点(100点満点で、70点が合格ライン)
論述35点(50点満点)、面接60点(100点満点)の合計95点
論述+面接の合計90点が合格ラインだったので、結構ぎりぎり。。
毎回合格率は50%前後なので、国家試験としては決して難関ではないと思いますが、筆記と論述、面接を同時進行で進めていくのが試験直前はきつかったです。

試験が終わってからですが、終わったー!頑張った!という達成感がなくって、受験番号を見つけた時も、合格してすごく嬉しい!とテンションが上がるわけでもなく。
合格発表から数日経ってからも、ご褒美に美味しいもの食べたいとか、自分を労いたいという気持ちがわいてきませんでした。
それが自分でも不思議で、もやもやしていました。
そして、試験の振り返りをしている動画を見ていて、ピンと来ました。
16回キャリアコンサルタント試験合格発表!合格率、傾向と対策など - YouTube

私はこの試験を受けて、実力で合格した感じがしないんです。
できる限りの時間を費やして勉強したし、養成講座の先生やOBさん、クラスメイトからのアドバイスや情報はすごく貴重で助かりました。
でもこの試験、合格するかどうか「運」の要素が大きいと感じました。特に面接。

第16回試験時点での面接は、受験者(キャリコン役)がクライアントの相談を受けている様子を試験官2人が見て、評価をします。
クライアントの相談内容はおそらく予め設定されていて、マニュアルだってあるかもしれないけど、クライアント役の演技力にも大きく左右されると思う。
実務をする時には色んなタイプのクライアントが来られるだろうから、
もちろん受験者はどんなケースでも対応できるように準備するのは当然として。

養成講座に通っていた時に、カウンセリングのゴールは「相談しに来てくれたクライエントが心底すっきりして帰ること」と聞いて、私もそう思いました。
だったら、評価をするのは客観的に見ている試験官だけでいいんだろうか。
クライアント役の方の評価は入れなくていいんだろうか。
受験団体が2つあって合格率に開きがあるのも、公平性に欠けると思います。

面接対策で自分のカウンセリングしている音声を録音したけど、
カウンセリングや傾聴、質問上手にはまだまだ程遠いし、合格できたものの改めて実力が伴っていないなぁと感じています。
試験合格はあくまでも最低ラインをクリアして、スタートラインに立てたということで。
この資格をどう使っていくかは考え中です。